ウニヒピリの意味
今日から何回かにわたり、『BLUE ICE（Book 1）』を紹介していきます。
第1章には「Knowing the Unihipili」（ウニヒピリを知る）という見出しがつけられており、「ウニヒピリとは潜在意識のことである」、「ウニヒピリはすべての時間と空間における、あらゆる経験や感情のメモリーバンクである」、「自分自身との関係が平和であれば、ほかの人や物との関係も平和である」といった、皆さんにもおなじみのことが述べられています。
そんな中、ヒューレン博士が「ウニヒピリ」という単語について細かく説明している部分がありました。
これは、日本で出版されている『ウニヒピリ』（サンマーク出版）や『はじめてのウニヒピリ』（宝島社）には書かれていない、貴重な情報だろうと思います。
The word Unihipili has three parts to it. The first part, the ‘u’ in Unihipili is a grunting sound . This grunting sound is the Child’s language. So the ‘u’ represents an intuition. It is saying something to you. If you don’t listen, you’ll miss something important for you. But if you can hear it, you will have guidance. The second part of the word Unihipili is ‘nihi,’ which means to creep along. And the third part is ‘pili,’ which means to stick. So Unihipili is our Subconscious. It acts like a grasshopper who jumps around and then stops. It touches on something, stops for a moment, and then jumps to something else.
『BLUE ICE（Book 1）』より引用。
「“Unihipili”という語は、3つの部分から成っています。」
「最初の“u”は、子供の言語である“grunting sound（喉の奥から出る、うなるような音）”で、“Intuition（直感）”を表します。
あなたに何かを語りかけますが、もしあなたが聞かなければ、大切なことを見逃してしまいます。
もしあなたが聞くことができれば、導きがあるでしょう。」
「2番目の“nihi”は“creep along”を意味します。」
creep alongは「忍び寄る」などと訳されます。「這って、くっついてくる」というようなイメージです。
TheFreeDictionaryでは、「To move slowly, and often stealthily, across a particular area or surface.——特定の領域または表面を、ゆっくりと（しばしばひそかに）移動すること」と説明されています。
「3番目の“pili”は“stick（くっつく）”を意味します。」
「ウニホピリは私たちの潜在意識なのです。
跳びまわっては止まる、バッタのようにふるまいます。
何かに触れて一瞬止まっては、別のものにジャンプします。」
ホ・オポノポノにおいては、ウニヒピリとは「内なる子供（インナーチャイルド）」、「潜在意識」であると理解しておけば問題ないと思いますが、ハワイ語の辞書を見てみると、さまざまな定義があることがわかります。
『HAWAIIAN ELECTRONIC LIBRARY』で「unihipili」を調べると、「The leg and arm bones of a person」（人の脚と腕の骨）、「Spirit of a dead person, sometimes believed present in bones or hair of the deceased and kept lovingly 」（死者の霊、手厚く保管されている死者の骨や髪の中に存在すると時として信じられている存在）などの説明が書かれており、興味深いです。
Peace be with you,
